【書評】「やりたいこと」が見つかる時間編集術「4つの資産」と「2つの時間」を使って人生を変える

【書評】やりたいことが見つかる時間編集術_サムネ用

本書で語られているのは、人生の資産である「時間」「能力」「人脈」「お金」をどう増やしていくかが、人生戦略の基本であるということ。

 

そして、その4つの中で唯一自分でコントロールできる「時間」を、どこに投資して最大のリターンを得るべきか、ということについて書かれています。

 

時間の増やし方だけでなく、時間の「投資の仕方」を知りたい方は、一読の価値ありです。

 

本書の概要

「やりたいこと」が見つかる時間編集術_表紙

書籍名

「やりたいこと」が見つかる時間編集術 「4つの資産」と「2つの時間」を使って人生を変える

著者 長倉顕太
出版社 あさ出版
内容 数々のベストセラーを手がけた編集者が、「編集」のスキルを「時間の使い方」や「生き方」に活かす方法をまとめた1冊。これからの時代に合った、新しい時間戦術!(出版社コメントから引用)

 

【書評】「やりたいこと」が見つかる時間編集術 「4つの資産」と「2つの時間」を使って人生を変える

「やりたいこと」が見つかる時間編集術_1

 

本書は大きく分けて7つのチャプターで構成されているので、その7つを次に書き出します。

 

CHAPTER01
誰も教えてくれなかった「人生のルール」を確認しよう!
CHAPTER02
「時間」はどんどん買おう!
CHAPTER03
「プロダクティブタイム」は1.5倍速で考える!
CHAPTER04
人生を豊かにする!「アンプロダクティブタイム」とは?
CHAPTER05
コミュニケーションコストを下げて「人間関係」を良くする!
CHAPTER06
人生100年時代の「人生デザイン」の授業
CHAPTER07
点が線になる15のアクションプラン

 

本書のポイントは単純に時間を増やす「時間術」ではなく元編集者の著者らしく、「時間編集術」という点だと思います。

 

まえがきで、編集すること、編集スキルの大事さについて書かれています。

 

多量の情報が氾濫する中で、誰もが混乱しているいまだからこそ、「情報を集めて編む」という「編集」が注目されているのです。

 

 

時間をコントロールして未来を変える

 

僕が印象に残っている箇所のひとつ目は、

 

結局、現在というのは過去にやってきたことの結果です。

いまに不満があるなら、それは過去にやってきたことを後悔するしかありません。

(中略)

過去が現在を作っているなら、未来を作るのは現在だからです。

 

という部分。

 

当たり前のことなんですが、こうやって言葉で説明されるとハッとさせられます。

つまり今の自分に不満を抱えているなら、それは過去の自分の責任ということですよね。

 

時間をコントロールすることで、未来もコントロールできるんだという光を見せてくれます。

 

同時に、コントロールできるのは自分の時間だけなので、コントロールできないことはすべて、特に「他人の目」は意識的に無視して自分の時間に集中しましょう。ともありました。

 

たしかに、自分ではどうしようもないことに頭を悩ませたりしても仕方ないよな、と再認識させられました。

 

 

時間はどんどん買おう!

「やりたいこと」が見つかる時間編集術_2

 

時間は平等であると同時に「有限」で、それが他の3つの資産との決定的な違い。

有限であるという時点で、時間が最も価値が高い。

 

「なけなしの金」などと言われますが、まさに時間はすべての人にとって「なけなし」です。

 

だから、時間は増やせないけど、買うことはできるので、どんどん買おう。

そして、一番安いものではなく、一番早いものを選ぶべき、という主張をしています。

 

金額よりも常に「早い」を優先して選ぶのは、庶民からするとなかなか勇気のいることで、必ず実行するというのは難しいですが、大切な判断基準だなと思いました。

 

実際僕も日常生活の中で、片道1時間半かけて一般道で行くよりも、片道50分で1500円の高速料金を払う方を選んでいるので、共感する部分も多いです。

 

 

未知への挑戦

 

もうひとつ印象的だったのが、人は既知を選ぶ生き物だということ。

 

動物として本能的に、知らないものを警戒するようにできているので、つい行きつけのお店に行ったり、同じ系統の服ばかり選んだり、同じメニューを注文したりするそうです。

 

自分の行動を思い返すと、当てはまる人も多いんじゃないでしょうか?

 

ですが同じものばかり選ぶのは、変化がない、新しいものを知れない=成長がない、ということにもつながるので危険視しています。

 

「迷ったら、未知のものを選ぶ」

 

この点はすぐにでも意識して変えていけるなと思いました。

 

 

時間を2つに分けろ!

 

時間は「プロダクティブタイム(生産的な時間)」「アンプロダクティブタイム(非生産的な時間)」に分けるのがおすすめだそうです。

 

本書のタイトルにある「2つの時間」がこれですね。

 

一見、プロダクティブタイムを増やすことが重要なのかなと思いますが、逆で、著者はアンプロダクティブタイムを増やすことこそが豊かな人生につながると言っています。

 

単純に分けると、

 

・プロダクティブタイム=仕事
・アンプロダクティブタイム=プライベート

 

という感じ。

 

プロダクティブタイムを効率化して、アンプロダクティブタイムを増やす。

 

その時間を使って未知のものにチャレンジすることで、これからの時代に重要な「クリエイティブ」を身につけよう、と書かれています。

 

 

1.5倍速で生きる

「やりたいこと」が見つかる時間編集術_3

 

著者が取り入れている時間術の一つが、1.5倍速で生きること。

 

スケジュールを立てる上で、多くの人が1時間単位で考えがちですが、それを45分で考える。つまり1.5倍速。

 

1時間で終わる想定の仕事も、45分で終わらせるように意識したり、YouTubeなどを見るときも必ず1.5倍速にしたり、あらゆることを1.5倍速にすることをおすすめしています。

 

1.5倍速に慣れたら、次はタスクを45分ではなく30分単位(つまり2倍速)で考えるべき。

 

25分集中して5分休憩をひたすら繰り返すポモドーロ・テクニックという手法を取り入れると集中力が保てるそうです。

 

実際にポモドーロ・テクニックを実践してみると、25分ってあっという間だなと感じました。

 

でも、そう感じるということは集中できていた証拠なので、集中力が切れて疲れたところで休憩するよりも効果的だなと思いました。

 

 

その他印象に残っている話

 

他のビジネス書でもよく言われているような話もありますが、それも含めて僕が印象に残っている話を一部ご紹介します。

 

早起きが重要。朝はいわゆる脳のゴールデンタイムなので、プロダクティブタイムに充てるべき。
朝時間は一点集中し、「成果が出るまでに時間はかかるけど将来の武器になるもの」に時間を充てる。
安全で物質的にも恵まれている日本では、生きているだけでテイクしまくりなので、損するくらいギブして良い。それがチャンスにつながる。
行動してから考えることが大切。
ルーティーンだけが成果を連れてくる。
英語の情報源を持つ

 

最後の「英語の情報源を持つ」というのは、僕にとっては新鮮でした。

 

英語ができたらいいな、という思いは誰でもあると思いますが、実生活で使う場面は少ないですよね。

 

英語が必要じゃない仕事に就いている人の方が多いですし、外国人の友人を持っている人もそれほど多くないと思います。

 

著者が主張しているのは、日常会話的な意味ではなく、貴重な情報源の多くが英語のメディアにあるから、それを理解できるようになる必要性です。

 

日本よりも英語圏の方が経済規模が大きいわけで、たとえば米国株投資をするにしても、英語の情報を取れるか、日本語の情報しか取れないかだと、比べるまでもないですよね。

 

そういった意味でも、たしかに英語ができると大きな強みになるんだなと考えさせられました。

 

まとめ

 

僕が本書で得た学びは次の5つ。

 


  • 一番安いものではなく、一番早いものを選ぶべき
  • 迷ったら未知のものを選ぶ
  • 25分集中して5分休憩するという30分単位で考える
  • コツコツ継続するルーティーンを作る
  • 英語の情報源を理解できるよう、英語を学ぶ

 

CHAPTER07には、今すぐはじめられて人生を変えられる15のアクションプランなんかも紹介されていて、まだまだおもしろい情報がたくさんあります。

 

興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

 

「やりたいこと」が見つかる時間編集術 「4つの資産」と「2つの時間」を使って人生を変える

 

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