今回はお金のプロが書いたお金・投資の本をご紹介します。
お金のプロが書いたお金・投資の本13選
藤野 英人さんの本
まずは、投資信託「ひふみ」シリーズ最高投資責任者である藤野英人さんの著書をご紹介します。
プロ投資家の先の先を読む思考法
藤野さんの最新の著書で、投資だけでなくビジネスにも役立つ内容の良書。
~「はじめに」より一部抜粋~
私は子どものころ、「10年後の新聞がほしい」と思っていました。10年後の新聞が1日分でもあれば、未来にどんな日常が待っているのかがわかります。
10年後に起きていることのごく一部でも正確に知ることができれば、超お金持ちになれるでしょう。かなりの成功が約束され、しなくてもよい失敗を避けることもできるはずです。
子ども時代に自分が夢想していたことを思い出すと、今を生きる人たちが未来の世界について少しでも知りたいと思うことは、ごく自然なことだと感じます。
いったい、どうすれば未来を予測できるのでしょうか?
もちろん、私たちは10年後の新聞を手に入れることはできず、未来を見通せる魔法の水晶玉を持っているわけでもありません。
しかし私は、簡単ではないとはいえ、未来を予測することはできると思っています。本書では、「先の先」を読む思考力について、ファンドマネージャーとして32年以上の投資歴を重ねてきた、私の見方や考え方をご紹介していきたいと思います。ーAmazonから引用
投資家が「お金」よりも大切にしていること
そもそもお金とは、経済とは、ということについて書かれていて、自分がコンビニで使った150円が経済にどう作用しているか、という冒頭の話がすでにおもしろい。
投資を始める前にまずは読んでおきたい本です。
人生でいちばん大切なカネの話をしよう
本書は、私が投資家として20年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」の結論を一冊に凝縮したものです。特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。なぜならお金について考えることは、自らの「働き方」や「生き方」を真剣に考えることと同義だから。若いうちにお金の見方が変われば、自分の人生や社会に対する見方も大きく、良い方向へと変わっていくでしょう。理想論を言っているのではありません。お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ。ーAmazonから引用
14歳の自分に伝えたい「お金の話」
子どもでも読みやすく、大人も勉強になるお金の本です。
「僕らのお金の使い方」が“社会の未来”を決めていく――
稀代の投資家が「14歳の自分」に思わず伝えたくなった、#お金に使われない #お金で苦労しない ための「考え方」とは?「やりたいことが見つからない」
「将来がなんとなく不安」
「なぜ勉強するのかがわからない」……14歳が抱えがちな悩みは、上手な「お金の付き合い方」を知ることで、解決の糸口をつかむことができます。
そして、これからの人生で「お金のパワー」を存分に活用できれば、未来はどんどんよりよいものに変わっていくのです。ーAmazonから引用
投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略
お金だけではない、様々な「投資」について書かれています。
新しい考え方を与えてくれる本。
本書は、「ひふみ投信」で有名なファンドマネジャーである著者が、若者に向けて「これからの考え方・生き方」を説いた指南書である。
投資家という「職業」になろうという意図ではなく、未来に向けて「見える資産」「見えない資産」を貯めていき、市場価値を高めるという広義の意味での「投資」を勧める。
「老後2000万円問題」や「人生100年時代」などが時代のキーワードとなっているが、その解決策として、著者の投資家ならではの視点を読者に授ける。サラリーマン気質から抜け出し、投資家が当たり前に考えている「思考」を手に入れ、日々の「習慣」を変えよう。
なぜなら、投資と聞いて「お金でお金を増やすことだ」としか考えられない人は、これからの新時代を生き抜いていくことが難しいからだ。投資の思考から学べるキーワード、「主体性」「自分の時間」「過去・未来の缶詰」「成功体験の積み重ね」「謙虚な気持ち」「脱サンクコスト」「人間関係のポートフォリオ」などを元に、考え方を変えて習慣につなげていくまでを丁寧に解説する。
ーAmazonから引用
奥野一成さんの本
次に農林中金バリューインベストメンツ株式会社の常務取締役・最高投資責任者であり、「農林中金<パートナーズ>おおぶね」シリーズの運用を行っているファンドマネージャー・奥野一成さんの本です。
ビジネスエリートになるための 教養としての投資
日本人の投資に対する考え方の分析や、自身の株式投資で成功するコツなどが書かれています。
“人生100年時代、「老後に2000万円が必要」と言われて多くの人が絶望的な気持ちになっている。しかしはたしてそうだろうか? それはろくに「投資」を学ばず、お金を銀行に預けっぱなしにしてきたからではないだろうか。
日本人は投資を知らなさすぎる。投資と投機は違う。投資は危険なものではないし、いかがわしいものでもない。資本主義の健全な形態である。投資が盛んになり、優良企業にお金が集まるようになれば、日本の景気もよくなるはずだ。
農林中金バリューインベストメンツで抜群の実績を上げるCIOが、本来の投資のあり方とその哲学、長期投資のコツ、優良企業の見極め方などを、歴史的な背景や実例を交えながらわかりやすく解説する。ーAmazonから引用
ビジネスエリートになるための 投資家の思考法――The Investor’s Thinking
奥野一成さんの最新著書。
前著「教養としての投資」の続編に当たるような立ち位置の本で、タイトルの通り、投資家(インベスター)とはこういう生き物である、というのをひたすらに書いています。
わかりやすく例を用いてくれているので読みやすく、「教養としての投資」の次に読みたい本です。
『教養としての投資』を読んで感銘を受けた読者が次に読みたくなる、投資初中級者向けの教養本。プロ投資家は企業のビジネスをどのような視点で見ているのか? その思考法を獲得するには何を学べば良いのか? どんなふうに情報を集め、どうやって分析すればいいのか? それをわかりやすく解説する。優秀な投資家≒経営者であり、その思考法を身につけることはビジネスエリートへの近道でもある。
ーAmazonから引用
15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?
「お金」「投資」「経済」「会社」とは?
ということをわかりやすく教えてくれる、読みやすいお金の本です。
2022年から高校の家庭科の授業に「投資」が組み込まれる。
しかし親も教師も、どうやって「投資」を教えていいのか戸惑うはず。そこで指針となる考え方を示したい。
「お金持ちになるにはどうしたらいいのか」をテーマに、図版などを多用し、わかりやすく「お金」の仕組みを解説、「投資」とは何かを説いていく。
大人が読んでも勉強になる内容を目指す。実は多くの日本人が経済の仕組みをよく理解しないままに大人になっている。
かつてはそれでもよかった。みんなと同じように学校へ行き、みんなと同じように就職し、みんなと同じようなことをやっていれば、「中流」くらいにはなれた。
しかし時代は変わってしまった。
情報通信技術が急速に発達し、世界の経済勢力図も大きく塗り替えられた。
教育も変わっていかないと、日本はこの先、不幸になってしまう。
変わりゆく世界の中でどうやって生きていくべきか?
本書は「教養としての投資」の高校生バージョンと言ってよい。若者にとっての経済の羅針盤となるだろう。ーAmazonから引用
栫井 駿介(かこい しゅんすけ)さんの本
次につばめ投資顧問の栫井 駿介(かこい しゅんすけ)さんの本をご紹介します。
年率10%を達成する! プロの「株」勉強法
株式投資を始めたい!と思っても何を勉強したらいいのかわからない、という人のための「株の勉強法」の本。
こちらの本はKindle Unlimited対象作品(記事執筆時点)なので、アマプラ会員は追加料金なしで読めます。
勉強し続けた人だけが、投資のプロになれる。
そして、正しい勉強法、つまり正しいリサーチ、アプローチができた人だけが、この世界について把握し、未来を切り拓くことができる。著者は、東大で最先端の金融理論を学び、証券会社に就職。そこで投資銀行部門で働いていました。しかし、そんな現場で働いていたにもかかわらず、「株のことはさっぱりわからなかった」と言います。結局、知識だけではダメで、自身が投資顧問会社を起こし、個別株へ投資することによって、そのスキルは磨かれていきました。本書では、著者が経験したことに基づき、金融のプロが実際に行っている手法を誰にでも分かりやすく解説していきます。みなんさんもぜひ、勉強しながら「利回り10%を達成する」方法を考えていただき、楽しみながら長期投資の王道を学びましょう。
ーAmazonから引用
株式市場の敗者になる前に読む本
個人投資家の9割は株式市場の「敗者」となり、撤退を余儀なくされています。
失敗した投資家の多くに共通していることは、明確な方針や基準を持たずに投資を始めていることです。最初に「何となく上がりそうだから」という理由で銘柄を選び、株価チャートを少しだけかじって株価の動きに右往左往し、インターネット掲示板の根も葉もない噂話に心を翻弄される人があとを絶ちません。
株価の動きは、短期的にはランダムです。明日上がるか下がるか、誰も正確に予想することはできません。そのため、投資期間が短期になればなるほど、それは投資ではなく「投機」(ギャンブル)となります。
一方で、長期で見れば株価はロジカルに決定されます。株式には、多くの投資家の共通認識に基づく「本質的な価値」があり、株価はやがてそこに収束します。常にそうなっていないのは、短期的な株価の動きが投資家の不安や期待、あるいは株式市場全体の流れに左右されるからです。
バリュー株投資は、このような一時的な動きと「本質的な価値」のを利用して利益をあげる手法です。
この本を読めば、その基本的な考え方を理解し、明日からの株式投資における明確な基準を身につけることができます。第1部では、バリュー株投資の基本的な考え方を解説し、第2部では投資に悩んだときに読んで欲しいコラムを掲載しています。どちらもバリュー株投資を実践する上で必ず役に立つ内容です。ぜひ何度も読み返して、株式市場の「勝者」になることを目指してください。 (「はじめに」より)
ーAmazonから引用
うわさのズッコケ株式会社
こちらの本は栫井さんの著書ではありませんが、ご自身のYouTubeチャンネルにて、わかりやすくかつ面白く株式や株式会社の仕組みが理解できる、とおすすめしていた本です。
小学5年生のときに読んで鳥肌がたち、将来社長になろうと決めた、と語っていました。
おなじみズッコケ三人組が、お弁当会社を設立した。会社は順調にすべりだしたかにみえたが……。さて、三人の努力はむくわれるか?
ーAmazonから引用
村上世彰さんの本
次に元村上ファンドのファンドマネージャーで、「もの言う株主」としてメディアでも注目を集めた村上世彰さんの本です。
生涯投資家
ライブドア事件に絡みインサイダー取引を行った容疑で東京地検に逮捕された過去のある村上さんの半生記であり、投資理念についてもかかれている本。
「お金儲けは悪いことですか?」
2006年6月、ライブドア事件に絡みインサイダー取引を行った容疑で東京地検に逮捕され、のちに執行猶予つき有罪判決を受けた村上ファンドの村上世彰氏。逮捕間際に言ったその言葉が印象的だった。以後、表舞台から姿を消したが近年株式取引の世界に復帰。その動向が注目されている。
本書は、その村上氏の初の諸著であり、半生記であり、投資理念の解説書でもある。
灘高―東大法―通産省を歩んだエリートがなぜ投資の世界に飛び込み、いったい何をしたのか。事件となったニッポン放送株買い占めにおいて、いったい何があったのか。彼の投資哲学、日本企業への見方はどうなのか。今後何をしようとしているのか。
嫌われ者を自認する村上氏が、その実像と思いを自らペンをとって書き上げた話題作。ーAmazonから引用
いま君に伝えたいお金の話
村上流のお金の増やし方やお金の怖さ、使い方についてやさしく書かれた本です。
お金は汚い、お金儲けはいやらしい。そう決めつけて、お金について学ばないのはもったいない。なぜなら、お金は人を幸せにする便利な道具だから。好きなことをして自由に生きる。困っている人を助けて社会を良くする。そのためにはお金をどう稼いで使って増やしたらいいのか? 誰よりもお金に詳しいプロが、お金との付き合い方を教えます。
ーAmazonから引用
村上世彰、高校生に投資を教える。
通信制高校「N高等学校」に発足した部活動「投資部」の特別顧問に就任した村上さんの授業を書籍化したもの。
Kindle Unlimited対象作品(記事執筆時点)なので、アマプラ会員は追加料金なしで読めます。
「君たちには、まず、『怖さ』を知ってほしいんです」
N高等学校に、新たに発足した「投資部」の特別顧問に就任した村上世彰。
彼が高校生に伝えたかった投資の心構え、投資家の思考法とは。
一連の講義と、高校生との対話を収録する。●N高投資部とは
通信制高校「N高等学校」に発足した部活動。
全部員に20万円が提供され、村上氏によるフィードバックを受けつつ、半年間株の売買を経験しながら、お金について学ぶ。ーAmazonから引用
イラストが豊富なこちらの本もあります↓
まとめ:お金のプロが書いたお金・投資の本13選
以上、お金のプロが書いたお金・投資の本13選でした。
気になった作品があれば、まずはKindleの目次などをチェックして読んでみてください!